ブラームス「ピアノとクラリネットのためのソナタ」
- 2006/02/01(水) 11:44:59
「クラリネットの曲で一番好きなのは何?」と聞かれたら、ブラームスのソナタの1番か2番をあげる人、結構多いんじゃないだろうか。ブラームスは晩年にクラリネット曲を4曲書いていて、弦楽四重奏+クラリネットの5重奏曲、ピアノ+チェロ+クラリネットの3重奏曲、そしてここで紹介するソナタ1番、2番はそれぞれ演奏機会も多い名曲。
この曲、題名をよく読み返して欲しい。「クラリネットソナタ」ではなくて、「ピアノとクラリネットのためのソナタ」なのです。主役がクラリネットだと思ったら間違いのような気がします。ボク的には
「ピアノとクラリネットのためのソナタ」
くらいに思えます。ピアノ難しいんですよ。そしてカッコイイ。クラリネットが難しくないとは言いませんが、カッコよくないとは言いませんが、この曲でピアノが拙かったら聴けません。そのあたりを注意してCD選びをしたいものです。
まず、録音が古くてオーディオ的にはちょっとアレですが、このウラッハとデムスのCDをあげておきます。こういう演奏を生で聴けた当事の人が羨ましいです。
ボクがこの曲に関してイチオシなのが、ライスターとオピッツのCD。ライスターの音に好き嫌いがありそうだけど、バランスの良さではピカイチです。あまりに素晴らしいので、参考にしようとして聴いても参考になりません。ライスターは若い頃にデムスと録音しているけど、年月を重ねたせいか、こちらの録音が圧倒的に素晴らしいです。
「やっぱりピアノが拙いとダメだなぁ」というのを確認できるのがプリンツのCD。元奥さん(近年離婚した)のマリア・プリンツ(当事)のピアノとの録音なんだけど、プリンツのクラリネットだと思って期待して買ったら、もう全然ダメ。こんな録音もあるんだなぁ、程度の資料として棚に置いてあります(苦笑)
ウラッハ、プリンツとくればシュミードルでしょう。ウィーンフィルの首席クラリネット奏者つながりです。ウラッハの弟子アルフレート・ボスコフスキー(元ウィーンフィルコンサートマスターのヴィリ・ボスコフスキーの弟)とイェッテルの弟子であるシュミードルですが、近年の録音のためさすがに最盛期の輝きはありません。が、ピアノのカニーノが素晴らしい。
演奏とは全く関係ありませんが、CDを開けてジャケット裏の写真を見て欲しい。「Let's PANDA」と書かれた、パンダの絵柄のトレーナーを着たシュミードル氏。えっと、ウィーンフィル首席奏者で、他のウィーンフィルのクラリネット奏者のほとんどを育て、現ベルリンフィル首席のフックスも教え子であり、他にも多数の奏者を育て、「プロフェッサー」でもあるシュミードル。表の写真では演奏会のように燕尾服を着ているのですが、裏の写真は「Let's PANDA」。PANDAは動詞じゃないし…。何かの陰謀ですか?(笑)
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